朝食抜きのデメリットも知っておこう!
ダイエットのための「朝食抜き」は健康的!?
「朝食抜きは体に良い」という考え方があります。皆さんはどう思いますか?
これには理由があり、「えー、そうなのか!」と思わされます。
- ダイエットのためのカロリー減
- 朝食の準備~片付け~時間が浮く
- 食欲がないのに無理に食べる必要がない
- 集中力が上がる
- 疲れにくくなる
以上が朝食抜きのメリットとしての理由です。
注目すべきことは最近盛んに言われている「時間栄養学」から見た、「朝食抜き」についてのお話をしたいと思います。
時間栄養学とは?
「時間栄養学」とは、どういう時間に、どういうものを、どれだけ食べたらいいのかといった、「時間」と「食事」を関連させた考え方が「時間栄養学」です。
この新しい考え方での研究では、朝食を食べないで昼食をとると、血糖値が通常よりもぐっと上昇することがわかりました。
血糖値が急上昇すると、ホルモンのインスリンが盛んに分泌され、血液中の糖質が脂肪細胞に取り込まれやすくなります。
その結果、摂取カロリーは減っても体重は逆に増えてしまいます。
毎日、朝食を抜いている人は、しっかり朝食をとる人の約5倍も太りやすくなるというアメリカの研究報告があります。
朝食はとったほうが健康に近づく
ダイエットの成果を期待して朝食を抜くことは、ものすごく大きな間違いで、健康のために朝はしっかりと食事をしなければいけない理由があるのです。
太りやすい時間帯
一方、太りやすい時間帯は、脂肪を合成するホルモンが分泌される夜10時から午前2時ごろまでです。
遅い時間に夕食や夜食は良くないと言われますが、これも「時間栄養学」からしても正しいことだったんですね。
また、この時間栄養学は「体内時計」とも関連しています。
人間の体のリズムは地球の自転とは少しズレていて、体内時計がひと回りするのは平均24時間10分程度ということが、最近の研究でわかってきました。
朝は体内時計リセットの時間
実際の時間とのズレが積み重なると、体調を崩してしまうので私たちは毎朝、無意識のうちに体内時計をリセットしています。
そのために必要なのが、太陽の光を浴び、食事をすることです。この意味からも朝食は欠かせないということになります。
できれば起きてから1時間以内に食べるようにしましょう。