フレイルを予防することが、高齢社会では重要です!
フレイルとは何?フレイル予防の大切さ
「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか?
英語で虚弱という意味のフレイルティをもとに日本老年医学会が2014年に新しく作った言葉です。
加齢、年を取るに従って心身が衰え、筋力や認知機能が低下していく状態をいいます。
厚生労働省は75歳以上を対象に、フレイル状態になっているかどうかを調べる健診を2020年からスタートし、保健師らが指導相談を行います。
フレイルの可能性
- この1年間に転んだことはあるか
- 週1回以上外出しているか
- 今日は何月何日か分からない時があるか
- 半年前に比べてたくあんなど硬い物が食べにくくなったか
このような具体的に質問が行われ、心の健康、認知症の恐れ、のみこむ力、運動能力など心身の状態をまんべんなくチェックできるそうです。
高齢者は、退職や子供の独立などで社会とのつながりが薄れてきます。
入院などで寝たきりの生活をすると普通ならば7年かけて落ちる筋肉がわずか2週間で失われるそうです。
筋肉の維持には材料となるのはタンパク質。1日に体重1kgあたり1g以上とされていますが、実際は1.2~1.5g摂るのが良いそうで、体重 60kgの方ならば70~90gです。
ステーキ200gにタンパク質が35g含まれていますが、1日にステーキ2枚食べるのは難しいですよね。
魚、大豆製品、卵7など多くの種類から摂るのがいいです。
そして、フレイル予防という点からは、身体を動かすこと以外に文化活動(囲碁や将棋など)、地域活動(ボランティアなど)を両方行っている人がフレイルになっている可能性が低いという調査結果も出ています。
まずは好きな活動を続けることが大事ですね。