肥満と血栓の関係とは?血栓ができやすい人の特徴と防ぐ生活習慣
血栓は、毎日の生活習慣で防ぐことができます。できやすい人の特徴と、今日からできる予防のポイントを知っておきましょう。
こんにちは!たかの健康講座の管理人です。
「血栓」と聞くと、脳梗塞や心筋梗塞、エコノミークラス症候群などを思い浮かべる方も多いと思います。血栓はどんな人にできやすいの?肥満と関係があるの?と気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、血栓ができる仕組み、できやすい人の特徴、肥満との関係、血栓を防ぐ生活習慣を、健康管理士・健康管理能力検定1級の筆者がわかりやすく解説します。
この記事は一般的な健康情報です。足の腫れや痛み、急な息苦しさなどの症状がある方は、すぐに医療機関を受診してください。
血栓とは?
血栓とは、血管の中で血液が固まってできるかたまりのことです。血栓が血管をふさぐと、その先に血液が届かなくなり、さまざまな病気の原因になります。
| 血栓ができる場所 | 主な病気 |
|---|---|
| 脳の動脈 | 脳梗塞 |
| 心臓の動脈 | 心筋梗塞 |
| 足の深い静脈 | 深部静脈血栓症(血栓が肺に流れると肺塞栓症。いわゆるエコノミークラス症候群) |
血栓ができる3つの原因
血栓は、主に次のような状態が重なるとできやすくなります。
- 血液の流れが悪くなる(長時間同じ姿勢でいる、動かないなど)
- 血液が固まりやすくなる(水分不足で血液が濃くなるなど)
- 血管の壁が傷つく(動脈硬化など)
血栓ができやすい人の特徴
厚生労働省の資料では、足の静脈に血栓ができる病気について、次のような方は特に注意が必要とされています。
- 手術のあと、けが(骨折)、長く寝たままの状態が続いている
- 肥満、高齢
- 妊娠中、経口避妊薬(ピル)を飲んでいる
- がん、糖尿病、心臓病、脳梗塞などの病気がある・あった
また、飛行機や車で長時間同じ姿勢で座っていることや、水分不足も、血栓ができやすくなる原因になります。
肥満と血栓の関係
肥満、とくにおなかに脂肪がたまる内臓脂肪型の肥満は、動脈硬化の原因になることがよく知られています。動脈硬化が進むと、脳梗塞や心筋梗塞につながる血栓ができやすくなります。
さらに、医学の研究では、内臓脂肪型の肥満は足の静脈に血栓ができる病気の危険因子でもあることがわかってきています。
適正な体重を保つことは、血栓を防ぐうえでも大切です。体重を少し減らすだけでも健康にプラスになることは、こちらの記事で解説しています。
血栓を防ぐ生活習慣
- こまめに体を動かす:長時間座りっぱなしにせず、ときどき立ち上がって歩く
- 足の運動をする:座ったまま、つま先やかかとの上げ下げをする
- 水分をこまめにとる:カフェインの多い飲みものやお酒は尿が増えるので、水やお茶(麦茶など)がおすすめ
- 適正な体重を保つ
- タバコを吸わない
毎日の歩数の目安については、こちらの記事で紹介しています。
》1日何歩歩けばいい?目標は8,000歩|年代別の目安と歩数を増やすコツ
飛行機や車での長距離移動のときは
飛行機や車、災害時の車中泊などで、狭い座席に長い時間座っていると、足の静脈に血栓ができやすくなります(エコノミークラス症候群)。
厚生労働省の資料でも、足の運動や、こまめな水分補給、ときどき歩くことがすすめられています。
こんな症状があったらすぐに受診を
- 片方の足だけが急に腫れる、痛む、赤くなる
- 急に息苦しくなる、胸が痛む
- 顔や手足のしびれ、ろれつが回らない、片側の手足が動かない
これらは命に関わる病気のサインのこともあります。症状が強いときは、迷わず救急車(119番)を呼んでください。
まとめ
- 血栓は、血液の流れの悪さ・固まりやすさ・血管の傷が重なるとできやすい
- 長時間同じ姿勢、水分不足、肥満、高齢などは血栓ができやすくなる要因
- 内臓脂肪型の肥満は、動脈・静脈どちらの血栓にも関係する
- こまめに動く、水分をとる、適正体重を保つ、タバコを吸わないことが予防になる
- 足の腫れや急な息苦しさなどがあれば、すぐに受診する
毎日の小さな習慣が、血栓を防ぐことにつながります。できることから始めていきましょう。
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