味覚障害 対策 病院に行く前にできること

味覚障害への対策と予防法を紹介します!

味覚障害 対策 病院に行く前にできること

最近、料理の味が濃くなったと家族から言われたり、周りの人から濃い味を指摘されたり・・・ そういえば、味が薄く感じるようになった、美味しい料理が減ってきた、甘いものが苦く感じる・・・ なんてことはありませんか?

もしも思い当たるようであれば、それは「舌」の異常です。

ある日突然に「食べても味がしなくなったら」どうしますか?

ちょっと想像してみてください。

例えば、かぜをひいて味がわからなくなった時のこと。

そんな状態がずうっと毎日続くとしたら・・・。

食べる楽しみや料理を作ることにも気力がなくなってしまうのではないでしょうか?

そんなことにならないように、毎日の習慣を見直すことで防げることがありますので、そのポイントをご紹介していきますね。

そもそも味覚って何?

私たちが感じている「味覚」は5つあります。

食べ物を口に入れたとき、舌の表面にある味蕾(みらい)というセンサーが働いて、脳に伝わって味を感じることができます。

感じる味は、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味の5つです。

また、この5つの味が混合されて作られる味覚が、「辛味」・「アルコール」・「温度」・「舌触り」などの刺激物質です。

味覚障害が起こる原因

正常な味覚が感じなくなる原因は、薬の副作用、亜鉛不足、ドライマウス、口内炎、歯周病、糖尿病 、貧血等が考えられます。

中でも多い原因として問題となっているのが亜鉛不足とドライマウスです。

味覚障害と亜鉛不足

亜鉛が不足すると、味蕾の本来の働きが悪くなり、味の感度が悪くなります。

血液検査でわかりますので、ご自身でのチェックを是非しておいてくださいね。

万が一亜鉛不足と言われたら、牡蠣やレバー、牛肉、チーズ等の乳製品を食べて補います。

味覚障害とドライマウス

一方のドライマウス(口腔乾燥症)による味覚障害は、唾液の減少からくるものです。

唾液は、食べ物の味を味蕾に運んでくれるとても重要な働きをしています。その唾液が少ないと、味が感じなくなります。

そこで、唾液を正常に分泌させなくてはいけません。そのためには、唾液腺の刺激マッサージや、食べ物をよく噛んでこまめに歯みがきします。また、梅干・レモン・ガム・スルメ・ドライフルーツ・昆布などが唾液を促進します。

ある原因によって味覚障害が起こり、それが長く続くと食の楽しみがなくなり、食欲不振から栄養不足や体重減少、心も沈みがちになってしまいます。

あれ、おかしいな?と思ったら、できるだけ早くに医師に相談してください。

早ければ早いほどすぐに回復していきます。

唾液について

唾液は、毎日約1リットル(ペットボトル500mlの2本分)が私たちの口の中でつくられています。

潤いを保ち、口内の健康全般に役立っています。

唾液の役割
  • 口内を潤し、乾燥を防ぐ
  • 消化を助ける
  • 味覚を保つ
  • 飲み込むこと、話をすることを助ける
  • 口内のpHを保ち、歯を正常な状態に保つ
  • 雑菌の繁殖を抑える(むし歯・口内感染症)

※口内乾燥は、ストレスや口渇などから起きます。

また、糖尿病症状や薬の副作用などからも口内が乾燥して唾液が少なくなります。

味覚障害は、亜鉛不足やドライマウスにも気をつけていきましょう!

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