寝だめより早寝が良い!
休日の寝だめは効果的!?
みなさんは、毎日十分な睡眠ができていますか?
特に、働いている方は仕事と家庭で忙しくて、睡眠時間が短くなっていませんか?
休みの日には、疲れをとろうとして「寝だめ」をして、朝ゆっくり寝ているのではないでしょうか。
休みの日くらい普段よりも長く寝るのは良いですが、昼頃まで寝るのは問題です。
昼近くまで寝ると
どうして昼近くまで寝るのが良くないかというと・・・
体内時計が狂って、体のリズムが変わり、夜に眠れなくなったり、朝起きづらくなってしまうからです。
だから、休日の寝だめは逆効果なんです。週明けから体が一層しんどくなってしまいます。
休みの日は長く寝ても、普段よりも大体2時間、できれば1時間プラス程度が理想です。
少し寝足りないと思っても、遅くならない時間に起きて昼寝をして補えばいいです。
とにかく、朝はいったん目覚めるようにして、体内時計を大幅に狂わせないことが大切です。
体内時計を狂わせない方法
何よりも良い方法は、休日の「寝だめ」ではなく、平日の睡眠時間を増やすことです。
とても大変なことかも知れませんが、夜の過ごし方を見直して、少しでも早く寝るように心がけるようにしていきましょう。
睡眠負債に気をつけよう
最近の研究によると、「睡眠負債」と呼ばれる日々の睡眠不足の積み重ねが、がんや心臓病といった重大な病気と関連することがわかってきました。
睡眠が健康に与える影響は、私たちが思っている以上に大きなことなので知っておきたいことですね。
理想の睡眠時間
睡眠時間は、様々な要因によって人それぞれ必要な時間が異なるため、1日8時間が良いとは一概に言えません。
年齢によってもその時間は変動します。
一般的に10歳までの子供が8~9時間に対し、65歳の高齢者では6時間と、歳を重ねるにつれて必要な睡眠時間は短くなると言われています。
更に、日中の活動による身体と脳の疲労度や、季節の日長時間にも左右されます。
7時間でも8時間でも、ぐっすり眠れたと感じられたら、その時間がその人にとっての最適な睡眠時間となります。
睡眠は大切
睡眠は心身の健康を維持するためのメンテナンス時間です。
十分な睡眠が取れないと疲労はドンドン蓄積してしまいます。
大切なのは、何時間寝たから・・・ではなく、質の良い睡眠を取れたかどか。朝スッキリと目覚めて、日中身体のだるさや眠気を感じない状態を維持できる睡眠時間をしっかり確保しましょう。
※参考:厚生労働省「睡眠障害対処12の指針」