簡単に初心者でもできるミニトマトの家庭菜園の始め方を紹介しています。ミニトマトをベランダのプランターで作る方法を実体験を元に紹介します。
【簡単】初心者でもできる家庭菜園の始め方 ミニトマトをベランダのプランターで作る!
コスパの良い家庭菜園で美味しい食事がしたいわね!私もやっている家庭菜園でおすすめなミニトマトの栽培を紹介していくね!
多くの方が家庭菜園で一度は作ってみたいと思う人気の野菜「トマト」。
トマトには大玉トマト・中玉トマト・ミニトマトなどがありますが、大玉トマトの栽培は少し難しいため、初心者の方には実が付きやすく、収穫量も多いミニトマトがおすすめです。
今回は、家庭菜園で人気のミニトマトの栽培方法・育て方のコツをご紹介します。
ミニトマトの育て方とコツここでは、ミニトマトの栽培で失敗しないためのポイントを中心に、家庭菜園の流れをご紹介します。ミニトマトの苗は5~6月に植え付け、7月ごろから収穫が可能です。
事前準備のポイントと注意点
プランター
1株に対して直径・深さともに30cm以上の大きなサイズのものが必要です。
ミニトマトの根は、横に張る根と深く伸びる根があります。
植物も人間と同じで、器が大きければ実る大きさや量も多くなります。
ご自宅のベランダの広さに合う、無理のないプランターを選びましょう。
プランターの素材は、軽くて割れにくく保水性のある「プラスチック」、色、デザインが豊富で保水性のある「陶器」、通気性があり自然な風合いの「テラコッタ」、ナチュラルな質感で通気性の良い「木製」の他に、「不織布」といって使用しないときは折りたため、通気性が良く、持ち運びも便利なプランターもあります。
土
プランター栽培の場合は野菜用の培養土を使います。
安価な土は避け、園芸専門店などで売られている安全で品質のよい土を使用するようにしましょう。
ベランダまで運ぶことを考えると、軽い土がおすすめです(燃えるゴミに出せる培養土もあります)。
トマト・ミニトマト栽培専用の土には、袋ごと栽培できるタイプもあるので購入する商品を最小限に抑えたい場合は、そちらを用意しても良いですね。
袋ごと栽培できるタイプですと、プランターが必要ありませんので、経済的ですね。
鉢底石
プランター内の土の排水性を良くするため鉢底石を用意します。
鉢底石といっても種類はさまざまで、大粒の「パーライト」や「日向石」、「軽石」などがあります。
最近ではネットに入った鉢底石もあり、再利用の際に土と鉢底石を分けるときに便利です。
支柱(3本くらい)と麻ひも
苗の植え付け時に立てます。
茎を長さ150~180cmの支柱に留め、茎が折れたり苗が倒れたりしないよう安定させましょう。
支柱に麻ひもで結んであげると茎が安定します。
初めから支柱で安定させると早く根付いてよく育ちます。
ミニトマトの購入から収穫までの手順
1. 5月上旬ごろに苗を購入します
種から育てるのはハードルが高いため、ある程度育ったミニトマトの苗を購入します。
早いお店では3月ごろから苗の販売が始まりますが、寒さで失敗しやすいのでゴールデンウイークを過ぎてから購入するようにしましょう。
葉の緑が濃く、厚みがある。 元気そうな濃い緑の葉のミニトマトをしっかり目で確かめましょう。
- 1番花が咲いていて、蕾が付いているもの
- 葉が8枚くらい付いていて、葉と葉の間の節が広く間延びしていないもの
2. ミニトマトの苗を植え付けます
5月上旬から遅くても6月上旬くらいまでに苗を植え付け、支柱を立ててしっかりと根付かせます。
急に気温が下がって寒くなったとき(目安は生育限界である15度以下)は苗に不織布などを掛けたり、夜間はプランターを軒下に移動するなどして防寒対策をしましょう。
室外機のそばにプランターを置くのは良くありません。
ベランダでミニトマトを栽培する際に、そのベランダが南向きか北向きかということも重要なポイントですが、一番大切なことは室外機の位置です。
ミニトマトは風通しの良い環境を好みますが、不自然な強い風、しかも熱風は禁物です。
ただでさえ、プランターという小さな器でミニトマトを育てるため、土の乾燥が激しく、ミニトマトが弱りやすい環境なので、できるだけ室外機の風に当たらない環境でミニトマトを育てるようにしましょう。
3. 枝を誘引し、整枝します
基本はつるを1~3本仕立てにして、つるの伸びに合わせてひもで支柱に固定しながら誘引をします。
ポイントは、枝葉を茂らせ過ぎずに風通しよく育てること。
わき芽は手で自然に折り取れる時期に早めに取りましょう。
ハサミを使うと、刃から病気が伝染するリスクが高まるので、ハサミは使わないようにしましょう。
わき芽は、指でつまんで思い切りよく根元からポキッと折る
わき芽は、指でつまんで思い切りよく根元からポキッと折る
4. 収穫します
ミニトマトの実は開花から50日ほどで収穫できます。
一般的にミニトマトは8月末くらいまで収穫を楽しむことができますが、よい土を使い、きちんと肥料やりができていれば、秋や初冬まで収穫を楽しめる場合もあります。
初心者が家庭菜園でミニトマトの栽培を成功させるポイント
実が付くまでは肥料を控えめにします
実が付く前に肥料をやり過ぎると栄養成長が盛んになり、葉や茎に養分が偏るため、実が付きにくくなります。
実が付くまでは肥料のやり過ぎに注意しましょう。
1段目の実が大きくなってから初めて追肥をします。
化成肥料なら1株に15g程度、液体肥料では規定の希釈率に薄めてプランターの底から流れ出る程度にたっぷりやります。
その後は、化成肥料を3週間おきに、液体肥料を1~2週間おきに定期的に施します。
余分な枝を伸ばさずにきちんと整枝をします
株の成長がよく枝葉が茂り過ぎると、風通しや日当たりが悪くなり、花が咲かない、実が付かないなどの原因になります。
余分な枝葉は切り取るようにしましょう。
水やりをしっかりと行います
「水やりをあまりしない方が、トマトが甘くなる」という話を聞いたことがある方もいると思いますが、水が少ないと必要な養分が吸収できず、病気になるリスクが高くなるほか、カルシウム欠乏により青い実の先が黒くなる「尻腐れ症」になる可能性もあります。
土が乾いたら水をたっぷりあげるようにしましょう。
尻腐れ症の対処法
尻腐れ症は、一度出てしまった症状を治すことはできませんので、見つけた際にはすぐにその実を取るようにしましょう。
また、カルシウム剤でカルシウムを補填することで防止できます。
便利なスプレータイプもあるので、発見したらすぐに葉の裏表全体に散布してください。
症状が広がるのを防ぐことができます。
その後も実をこまめにチェックして、見つけ次第、すぐに対処するようにしましょう。
ミニトマトの収穫量を増やす方法
トマトトーンを使うとトマトの収穫量が増えます。
使い方は簡単!お花にシュッとひと吹きするだけです。
これだけでミニトマトの収穫量がアップしますので、試してみるも良いでしょう。